先週のプロキオンSで、見向きもしなかった【ヒストリーメイカー】が2着に突っ込んできたので、今週からは直近の成績だけで判断せずに、全頭に目を通していきます。
という、言い訳なのか、自戒なのか、次へ向けての反省なのかを終えたところで、今週の予想へ。
7月16日 函館11R 函館2歳S 予想
今年初めてとなる2歳の重賞戦です。
7,8月の重賞はこれのみで、早くに勝ち上がった将来短距離で活躍が期待される馬たちが集ってきます。
また話は変わりますが、この時期の未勝利戦は馬券を当てたい方にオススメ。新馬戦で1回負けて、次の未勝利戦に出ると新馬で一緒に走った馬たちがそこそこいるので、新馬の内容を復習すれば高確率で当たる……と思うぞ!
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出走メンバーの見解
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印
今回もこの内容でいきます。
前回の反省を生かし、必ず全頭のチェックをします。
けれども全頭の見解を書くかどうかは分かりませんが……。
❶出走メンバーの見解
【スプレモフレイバー】
・新馬戦で負かした【ミスヨコハマ】、【シンゼンイズモ】が未勝利戦を勝ち上がっていることで、この馬の評価が相対的に上がっています。レベルの高い新馬戦だったということです。
・新馬戦はスピードの違いで、逃げて楽勝でした。本当に危なげなかったので、新馬戦で戦った相手には負けないと思います。また逃げて勝ちましたが、今回は今後を見据えて先行する競馬を試してくるでしょう。
『血統』
・ダイワメジャー産駒。産駒の函館1200mの過去3年の成績は(次から省きます、お許しを……。ちょっと面倒なんです)83分の23、1着は10回、3着内率は27,7%です。
・かなり良い方だと思うのですが、この成績が霞むくらい上位の成績が素晴らしいです……。もちろん、ダイワメジャー産駒が悪いことはないので積極的に狙ってください。
『評価』
【本命候補】
・新馬戦の相手のレベルや勝ち時計や内容、血統まで文句をつけるところは無いです。上位人気になりそうなのも納得。穴党で本命にしない方も抑えには入れておきましょう。
【クリダーム】
・ハイペースのなか先行で押し切った前走は評価できます。最後も流す余裕がありました。2着馬の【ミシェラドラータ】が次走の未勝利戦を勝っていることからも、この馬のポテンシャルを感じられます。
『血統』
・ハーツクライ産駒。41分の11で、1着は3回、3着内率は26,8%です。函館1200mという条件が特殊なのか、多くの種牡馬がこの成績より上をいっています。相対的に見て、ここでは平凡というべきかもしれません。
『評価』
【新馬戦が魅力的】
・最後を流し、好タイムで勝った新馬戦は魅力的です。競馬を教えていく武豊Jとの続けてのコンビも絶対にプラス!!! 血統面がやや気になるので、評価を下げますが、今回のメンツの中では能力上位だと思います。
【ミシェラドラータ】
・新馬戦は前を捌けていれば勝ちはあったと思います。2戦目は打って変わって先行競馬で勝つ器用さを見せてくれました。負けて強し、負けて成長したという印象を抱きます。ただ、初戦ほどのインパクトは感じなかったので、もしかすると溜めた競馬の方が良いかもしれません。
『血統』
・キンシャサノキセキ産駒。86分の24で、1着は5回、3着内率は27,9%です。やはりこの馬も上のハーツクライと同様に相対的に見ると平凡です。函館1200mって厳しいなぁ。
『評価』
【上の2頭と比べるとインパクトに欠ける】
・勝った未勝利戦よりも、負けた新馬戦の方が強そうに見えました。前より後ろからの競馬の方がこの馬に合っていると思います。となると、ここは後方競馬の試金石でしょうか。乗り替わりの池添Jにも注目です。
【ブトンドール】
・新馬戦のタイムはそれほど速くありません。内容も特別良いというわけでもないので、辛口になってしまいますが、強調するところは無しです。
『血統』
ビッグアーサー産駒。21分の10で、1着は4回、3着内率は47,6%です。出走メンバーの中で最高の成績です。ビッグアーサー産駒というだけで「買い」かもしれません。
『評価』
【父の血】
・ビッグアーサー産駒の成績が良すぎます。それだけで抑えたいレベルです。また鞍上の鮫島Jが数ある候補馬からこの馬を選んだことも気になります。新馬戦の内容はそこまで評価しませんが、それ以外が怖いので抑えておきたい馬です。
【アスクドリームモア】
・連闘です。それほど期待が大きいということでしょうか。新馬戦のタイムは平凡。先行から押し上げての勝利でした。内容的にはあまり評価はできません。
『血統』
・キズナ産駒。31分の9で、1着は4回、3着内率は29%です。立派な数字です。相対的にみると何とも言えませんが、十分賭けるに値します。
・母父がサクラバクシンオーで【ビアンフェ】を彷彿させます。3年前に勝った彼に続けるのか注目です。
『評価』
【新馬の内容からは買えないか】
・取り立てて強調するところがないにもかかわらず、この人気ならば消したいです。また連闘というのも気になります。
【ニーナブランド】
・新馬戦は1000mで逃げ切り。あっさりと勝っていましたが、そこまで強かったかと言われると疑問が残ります。
『血統』
ダンカーク産駒。14分の4で、1着は0回、3着内率は28,6%です。悪い方です。
『評価』
【素直に消し】
・新馬戦で良いパフォーマンスを見せたわけでもなく、産駒の成績が良いわけでもないので、ここは素直に消しです。
【ニシノシークレット】
・新馬戦はダートの1000mでスピードの違いを見せて勝ちました。逃げて直線更に突き放すインパクトのある勝ち方で、ひょっとすると芝でも通用するのでは? と思わせてくれた良い内容のレースでした。
『血統』
・リーチザクラウン産駒。19分の7で、1着は2回、3着内率は36,8%です。非常に良いです。新馬戦はダートを使われましたが、この成績をみると芝でも通用すると思います。
『評価』
【美味しい人気薄】
・新馬戦でダートを使われたこともあり人気が落ちそうですが、産駒の成績や新馬戦の内容をみると十分戦えると思います。にもかかわらず、人気薄なら買うべきです。是非とも抑えてください。
【オマツリオトコ】
・上の馬と同じく新馬戦はダート1000mで、この馬は差し切り。テンで置かれてしまうも、徐々にポジションを上げ、最後は力の違いを見せつけました。ただ、道中のモタつきやスタートが悪いと気になるところがあり、芝1200mで戦えるのかは分かりません。
『血統』
ヴィットリオドーロ産駒。成績は無し。初です。僕はダートの中距離馬だと思いますが果たして……。ねっしーさん教えてください。
『評価』
【この舞台は合わないのでは……?】
・新馬の走りっぷりを見ると、距離はもう少しあった方が良いと思いました。またヴィットリオドーロ自身もダートの中距離で活躍していることから、この馬も素直に適性はそっち寄りだと予想します。全て主観ですが、この馬はニシノと異なり、ダートの方が合っていると思います。
【ミスヨコハマ】
・初戦も2戦目もスタートが良く労せず先行できました。これは強みです。初戦は4コーナーで外に膨れる幼さを見せるも、2戦目には克服しました。勝ちタイムは平凡なものの、課題を克服した良いレースだったと思います。
『血統』
・カレンブラックヒル産駒。36分の9で、1着は4回、3着内率は25%です。また単勝回収率が100を超えていることは非常に魅力的です。人気薄でも頑張れる美味しいデータ👍️
『評価』
【抑える余裕があるなら抑えても良いかも】
・2戦目の勝ち方は評価しますが、タイムはそこまで速くないことから、上位とは能力に差があるかもしれません。また初戦に負けた【スプレモフレイバー】に勝てないと判断したので3着までと予想します。
❷印
全頭の見解を書いていませんが、全頭見たので印を。
◎スプレモフレイバー
〇クリダーム
▲ニシノシークレット
☆ブトンドール
△ゴキゲンサン、ミシェラドラータ、ミスヨコハマ
・上位印の馬たちは強いと思います。なかでも【スプレモフレイバー】が頭半個抜けていると思い本命としました。また【ニシノシークレット】や【ゴキゲンサン】はあまり人気がないけれども期待できる、いわゆる美味しい穴候補ってやつです。
・買い目はこれ。本命馬の1着に自信があるので3連単フォーメーション1着固定でいきます。やっぱりこれが美しい……😆
今週はここまで。
来週は唯一の重賞中京記念を予想します。
プロキオンでの失敗を生かし、二度同じ過ちは繰り返しません。